プログラミングにおける括弧の意味

iPhoneアプリの開発においてスクリプトをそこそこ書けるようになりますと、様々な括弧が文字列の中にあることに気づきます。

{ }, ( ), [ ], < >

有名でよく使う括弧は以上のものになりますでしょうか。今回はこの括弧の意味についてコメントしてみたいと思います。

ちなみに私のiPhone語学アプリCatch Questionsには現在括弧の数がこんなにありました。
”{“ - 4047個
“(“ - 15478個
”[“ - 2444個

そもそも、数学では以下のように括弧は先に計算するといった意味合いがあります。

( 1 + 2 ) x 3 = 9

ここで括弧がないと以下のように違う答えが導かれます。

1 + 2 x 3 = 7

これはもともと数学には暗黙の計算順序(掛け算が先)というものがあり、この本来の計算順序と違う順番で計算して欲しい場合に用いられるものとなっております。

ただ何で本来の計算順序をわざわざ変えて計算する必要があるのでしょうか?

それは人間にとって見やすく、考えやすくなるからです。この点は数学だけでは説明しづらいところもあるかもしれませんが、世の中の物事を数字で計算する場合、その数字には何かしらの意味があるはずです。

上の例で当てはめるのであれば女子が1人、男子が2人の組み合わせで3グループ作る場合、合計何人になるかなどを考える時です。1と2には共通する"人"という意味が込められます。

そして、1グループにおける人の数を先に計算した方が結果が簡単に得られますし、何よりも数式にした時、非常に見やすくなります。

プログラミングにおいても括弧はこれと同様の役割を担います。

すなわち、

- 文字列に括弧がついているものを見つけた時、括弧内の中の意味を先に考える
- 括弧内のものは何かしら共通点を持った同種のものである

上記の括弧はクラス、メソッド、辞書型、配列、変数宣言など様々な場面で使われますが基本的な考え方はこのような概念に基づいております。より理解を深めるために根本的な意味を考えると応用力が身につきますので良いですね。

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