そこで、正式なアプリの終了のさせ方としてはホームボタンをダブルクリックしてアプリのビューを上にスワイプする必要があります。
この操作はアプリがフリーズしてしまって、初期化する必要にでも迫られないと使用する機会が少ないかもしれませんね。
フリーズの原因は何かの拍子で無限ループに入ってしまったり、サーバーからのレスポンスが悪かったり、メモリがギリギリになっていたりと色々な理由が考えられます。
そこで、この操作は終了というより、アプリを再起動させるためによく用いられます。
多くの変数はアプリの終了時にその命も絶えます。
言い換えれば間違った形で生まれてしまった変数も同時に死滅してくれます。
そして、それらは再起動で呼び起こされる時には初期化された値となるのです。
ところが、あるおまじないを変数にかけておくと、例えアプリの終了を行なっても変数を生き延びさせることができます。
アプリによってはプログラムが不十分で落ちてしまったり、開発者のスクリプトの順番の問題で予期せぬところで初期化されてしまう可能性もあります。
とにかく、大切な変数はあらかじめそのおまじないを早めにかけて延命措置を図っておくことが大切となります。
このおまじないこそが、Swift的にUserdefaultsと呼ばれるものとなります。
使い方は以下のような一行を入れて置きます。
(具体的な使い方はGoogle先生に聞いてみてください。)
let userDefaults = UserDefaults.standard
変数といってもなかなかイメージが湧かないかもしれませんが、例えば電卓で最初に表示される0を考えてみましょう。1+1で2などと数字を表示させたとしても電池切れになり、再び再起動したら0と表示されてしまうことと似ています。
iPhoneアプリもこれと同様、再起動したら普通、開発者が設定した初期値に戻ってしまうのです。それが、このおまじないによりユーザーが導き出した2の状態で再起動しても、開発者の設定した初期値の0ではなく、再びユーザーの2と表示させる魔法がこのuserDefaultsで可能となるのです。
userDefaultsはiPhoneアプリ開発の最もベーシックな保存方法とも言えます。
保存方法を学びたいと思ったらまずここから始めましょう。くれぐれも、いきなり写真や録音ファイルなどデータの保存から始めてはなりません。Google先生に問いかけると難しすぎる答えが返ってくるので注意してくださいね。
最初は数字や文字などの保存の技術を身につけましょう!
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